阪神 3連倒で巨人戦21世紀勝ち越しへ 現在304勝306敗 森下「最近のタイガースは常に強いチームを高い水準で保てている」
阪神は7日から東京ドームで巨人3連戦を迎える。今季5カード目となる伝統の一戦は同率首位で迎える首位攻防戦。前回5月22日からの3連戦に続いて3連勝なら、21世紀の対戦成績で勝ち越しとなる。互いに創立90年を超える伝統球団。森下翔太外野手(25)は通算成績で負け越している歴史を「過去は過去」と一蹴。「最近のタイガースは常に強いチームを高い水準で保てている」と胸を張った。歴史を塗り替える戦いに挑む。
伝統の一戦…長くライバルとして戦ってきた歴史を、形容したフレーズにファンの心は燃える。王、長嶋が本塁打を放った天覧試合に、掛布-江川の真っ向勝負。バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発もあった。数々の熱戦、名勝負を生んだ対決は21世紀に入っても特別な雰囲気が漂う。森下も感じていた。
「甲子園球場ではあまり感じないですけど、東京ドームの時は盛り上がっているなと感じますね」。ドーム球場に響く両軍ファンの大歓声。今季も開幕3連戦から白熱の戦いが続く。ここまで7勝4敗と勝ち越しに成功。今世紀、積み上げた対戦成績は304勝306敗23分け。3連勝で勝ち越しに成功する。
歴史をたどれば長く後塵(こうじん)を拝した。通算成績は912勝1139敗77分けと、大きく負け越している事実もある。「ジャイアンツの方が優勝もしているし、歴代で見ればジャイアンツの方が勝ち星を挙げてるかもしれない」。冷静に受け止めた上で、森下は「それでも」と続ける。
「最近のタイガースはAクラスにずっといるし、常に強いチームを高い水準で保てている。過去は過去。目の前の試合を勝てたらなと思います」
ここまで10勝0敗と無双・高橋に先陣を託す3連戦。打者では森下がカギを握る。3月27日の開幕戦で3安打を放つなど、ここまで対戦打率は・341。昨季もカード別最高の打率・333、6本塁打、22打点を誇ったGキラーだ。「あまり考えることなくシンプルに戦いたい」と努めて平静を保つが、グラウンドに立てばスイッチが入る。
直近5試合でも22打数9安打で打率・409、4本塁打、9打点と好調を維持。7日は復調気配漂う戸郷との対戦になるが「普通に」とし、強い思いを口にした。「自分は変えないし、やりづらさは相手が自分とやることで感じてくれれば、それだけでいい。あとは対戦してみないと分からないので、深いことは考えないです」。目の前の勝負を楽しみながら、チームを勝利に導く活躍を誓う。
7月7日…同率首位で迎える七夕決戦。リーグ連覇は願うことではなく、己の腕で、バットでつかみ取ると決めている。「実力が全てだと思っている。自分の力で頑張ります」。前半戦最大のヤマ場となる3連戦は、21世紀の勝ち越しを懸けた決戦。猛虎、襲来-。さぁ重い歴史の扉をこじ開けろ。森下が伝統の一戦に新たな一ページを刻む。
