阪神 藤川監督「いわゆる覚醒というか。ゾワゾワした」163キロ計測で八回無死満塁を脱出した工藤を称賛 復帰の近本には「戻ってきて分かる素晴らしい選手」
「阪神2-1ヤクルト」(11日、甲子園球場)
阪神が今季3度目のサヨナラ勝ちで単独首位をキープした。
九回1死。左手首の骨折から1軍復帰した近本が復帰後初安打となる中前打を放つ。甲子園が大歓声に包まれると、続く中野も四球を選んだ。ここで森下が左前に安打を放ち、試合を決めた(記録は安打と左翼・山野辺の失策)。
藤川監督は試合後に「1-0で最後までゲームが行われるような展開に持っていきたいんですけど。難しいゲームですけど、みんな頑張ってくれましたね」と選手全員を評価した。
九回の攻撃については「(森下は)本当にいい活躍ですし、近本も戻ってきてくれていきなりいいところで最後一本打ってくれました。らしいヒットですし、その後の走塁のレベルも非常に高いものを見せてくれたので、戻ってきて分かる素晴らしい選手ですね」と話した。
1点リードの八回に工藤を投入。失策をきっかけに無死満塁としたが、163キロを計測するなどして無失点で切り抜けた。1死から連続三振を奪って雄たけびを挙げるなど気迫あふれる投球を指揮官も称賛。「ピッチャーも野手もそうなんでしょうけど、いわゆる覚醒といいますか。1つずつレベルアップをする時は、非常に大きな壁が目の前にあると思うんですけど。自分の現役の時を思い出してみても、ああいうところで力強くいったというのはね。ファンの方のボルテージも最高潮に上がってくれましたし、こういうふうにして乗り越えていくんだというのが見て取れたイニングでしたから、ゾワゾワとしました。こちらもね」と興奮を隠さなかった。
また2試合連続失策の佐藤輝については「どれだけ努力していてもこういうレベルで野球をしていますから。それはもうこちらの問題、責任ですから、何も考えることなくライトへ大きな放物線のホームランを打てばいいんじゃないですか?プロらしく素晴らしい姿で日々やってくれていますよ」と話し、「その中で工藤がそれを凌いだんですよね。それぐらいの投手も力が必要ということですよね。味方の1つのミスでガタガタといかないチームを目指さなければいけないので。ミスが起こらないことを求めるのは当然ですけど、それが起こったとしてもなんのことなく乗り越えていくチームっていうのを作っていかなければいけないと思いますから」と話した。
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