阪神 セ唯一本拠地負け越し 散発3安打6・16以来の0封負けで巨人と同率首位に 藤川監督「明日またいい姿を」
「阪神0-7DeNA」(20日、甲子園球場)
甲子園で勝ってくれ~。阪神は今季5度目の零敗を喫し、巨人に同率で首位に並ばれた。前日、脇腹付近に死球を受けた大山悠輔
内野手(31)が2安打と奮闘もチームは散発3安打。9連戦最後のカード初戦に敗れ、今季の甲子園通算成績は18勝19敗1分けに。セ・リーグ本拠地球場で唯一の負け越しとなった。前半戦残り5試合、聖地で「ウル虎」大暴れする猛虎を見せてくれ。
ファンのボルテージが高まることなく、ゲームセットの瞬間が訪れた。3連休最終日、4万2644人が詰めかけた甲子園に、六甲おろしは響かなかった。藤川監督は「ゲームが壊れてしまったのは本当に申し訳ないという悔しさはありますけど、その前に得点を取らなければ、お互いに後半はいいピッチャーが出てきますから。我慢はもちろんしているんですけどね」と、もどかしさを漂わせながら敗戦を受け止めた。
中野がベンチスタートとなり、2番に福島、高寺を6番に据えて臨んだが、相手先発・平良に苦戦を強いられた。二回は1死から安打と四球で一、二塁と攻めるも坂本、小幡が凡退。三回は2死からの四死球で一、二塁の好機を迎えたが、佐藤輝が中飛に倒れた。六回まで散発3安打。野手で安打を記録したのは大山のみで、七回以降は一人の走者も出せなかった。
平良とは5月8日以来2度目の顔合わせ。同戦では六回途中を1失点に封じられて白星を献上していた。再戦でリベンジを期したが連打も長打もなく、沈黙が続いた。投手陣も1点差の八回、本拠地初登板のセベリーノがエンカーナシオンに3ランを被弾。九回も津田が3点を失い、リードを広げられた。
零封負けは6月16日・西武戦以来5度目。昨年37勝25敗で貯金を12も作った甲子園で、今季は18勝19敗1分けと黒星が先行する。指揮官は「甲子園で最後まで可能性があるゲームを必ずやりたいし、やらなければいけない」と使命感を言葉に変えた。
チームは今季、同一リーグ5球団のビジター球場全てで勝率5割以上を記録する。一方、甲子園ではセ・リーグ本拠地唯一の負け越し。来月からの長期ロードを踏まえても、今月5試合を残すホームゲームで自分たちのスタイルを示したい。
巨人と同率首位に並ばれたが、21日の一戦に勝てば今9連戦の勝ち越しが決まる。「とにかく切り替えながらというか、明日またファンの皆さんにいい姿を見てもらえるように、しのいでいきたいなと思いますね」と視線を上げた藤川監督。甲子園に、ため息は似合わない。勝利を求め、黄色い人波を歓喜で揺らす。
◆唯一の負け越し 阪神は今季、甲子園での試合で18勝19敗1分け。セ・リーグ本拠地6球場中、唯一の借金1を抱えた。優勝した昨季は37勝25敗で、貯金12を重ねていた。なお今季の完封負けはセ・リーグ最少の5度目だが、5試合とも甲子園で喫している。
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