阪神・近本 初回7得点口火打!11人攻撃で勝負あり 2打席目は初球一閃「つながって得点になってよかった」

 「DeNA5-10阪神」(6日、横浜スタジアム)

 横浜の夜を盛り上げた猛虎打線。先頭を切って塁をにぎわせたのが阪神不動のリードオフマン・近本光司外野手だ。初物相手に打って走っての活躍で、初回7得点の口火を切った。

 初回先頭。初対戦となったビドの立ち上がり。投球がバラつく中、四球を選んで出塁。そして2球目で動いた。迷いのないスタートに捕手の松尾も焦ったのだろうか。送球がワンバウンドとなり、二塁を陥れた。今季7個目で、骨折からの復帰後初となる盗塁で好機を演出。中野の内野安打で三塁へ進み、森下の適時打で本塁へ生還した。「つながって、得点になったので良かったです」。淡々と振り返ったが、相手右腕を動揺させるのに十分な攻撃だった。

 なおも6点をリードし、打者一巡での2死二塁の打席。その初球だ。コンパクトに150キロツーシームを一閃(いっせん)。打球は右翼線沿いへ転がり、二走を悠々生還させた。「大竹がバントを決めてくれたので追加点につながるバッティングができて良かった」。さらに六回には中前打でマルチ安打とした。

 キャリアで6度の盗塁王を獲得した近本が今オフから特に力を入れていることがある。

 「ランニングはすごく意識しています。長く走れる体でありたいので。今までそんなにオフの時に走るとかなかった」

 走力では球界でも右に出るものはそういない。そしてプロ8年目を迎えても、スピードを維持し続けている。リハビリ中もSGLで全力のダッシュを行う姿が印象的だった。全ては長く走り続けるため。この日に見せた圧巻のスピードも努力の結晶だ。不動のリードオフマンは歓喜の瞬間までその足を止めない。

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