【藤田平氏の眼】拙守の阪神は「反省材料の多い試合」 ガルシアと熊谷の衝突は「声の連係できていない」
「阪神1-7中日」(8日、京セラドーム)
阪神は拙守が重なり、2連敗で2カード連続の負け越しとなった。デイリースポーツ評論家の藤田平氏(78)は「もったいないプレー」として、先制点を与えた場面でのガルシアのバックホームを指摘。それでも「膿(うみ)が出たと思って、また切り替えてやってほしい」と切り替えの重要性を説いた。
◇ ◇
チームとして、守備面で反省材料の多い試合となった。気になったのは、二回の先制点を許した場面だ。2死一、二塁から加藤の左前打に対して、ガルシアは直接バックホームしたが、送球は山なりで、一塁方向にもそれてセーフとなった。
カットプレーを徹底していた岡田前監督の時のように、三塁・佐藤輝がカットしてホームに投げていればアウトのタイミングだった。4失点につながっただけに、もったいないプレーとなった。
ガルシアと遊撃・熊谷の衝突は、声の連係ができていないからだろう。マラーに左中間を破られた打球も、球足が速い人工芝に慣れていないように見えた。サノーの打球に後逸するプレーも含めて守備に課題が見えた。
ただ、ガルシアは7月に加入してから、2軍で2試合に出場しただけで1軍に上がってきた。ファームでも守備練習はみっちりできていないだろうし、1軍に上げるのがちょっと早すぎた。ガルシアだけでなく、伊原ら若いピッチャーは、膿(うみ)が出たと思って、また切り替えてやってほしい。
5連勝の中日はようやくエンジンがかかってきた。開幕前の評判が良かったように、もともと投打とも選手はそろっている。低迷するようなチームではなかった。3位とは2ゲーム差でチャンスは十分にある。高橋宏、マラーに苦しんだ阪神にとって怖い存在となる。
野球スコア速報
