阪神・工藤は抑えの適性は十分にある 狩野恵輔氏「ドリス、岩崎ら守護神経験者をお手本に成長していってほしい」
2024年まで阪神の投手コーチを7年間務めた福原忍氏(49)とグラウンドに足しげく通う狩野恵輔氏(43)のデイリースポーツ評論家2人による企画「注目の若虎」。第11回は狩野恵輔氏がここまで2セーブを挙げ、新守護神としても期待される工藤泰成投手(24)を取り上げる。
工藤投手はもともと真っすぐが速いですが、今年はさらに速くなっていますね。1年目から経験を積んできたことが大きいと思います。藤川監督の現役時代のように真っすぐだけで三振を取れたら一番いいですが、工藤投手の場合は、全球思い切り腕を振るんじゃなくて、変化球でタイミングを外したり、変化球を見せ球にしたり、真っすぐを速く見せる投球ができています。
マウンドでも落ち着いているように見えます。昨年は制球に苦しむとストライクを取る球を探している時もありましたが、今年は初球がボールの後、次の球でストライクを取って1-1のカウントを作れています。
最近は守護神を任される試合も増えています。真っすぐが速くて三振を取れるので、適性は十分にあるでしょう。首位攻防3戦目となった13日・巨人戦(東京ド)では1点リードの九回に登板して、1回を3人で抑えました。藤川監督にとっても“勝負”だったと思いますし、本人も自信になったと思います。
今後はそうした投球をずっと続けていかないといけないというプレッシャーが生まれてくると思います。僅差の登板が続けば、疲労度も変わってくるでしょう。コンディションをどう保っていくのか、それは経験していかないと分からないことでもあります。ただ、チームにはドリス、岩崎ら守護神経験者がいます。優勝争いで緊張感のある試合が続いていく中、彼らをお手本にして、成長していってほしいと思います。
