【井川慶氏の眼】阪神・下村 首を振って投げた真っすぐを打たれたのは今後のプラスになるはず 自分で考えた一球に意味

 「阪神1-4ヤクルト」(20日、京セラドーム大阪)

 阪神は逆転負けで連勝が3で止まり、優勝マジック点灯は最短22日に持ち越しとなった。二回に坂本が先制7号ソロを左中間へ放ったが、以降は高橋の前に再三のチャンスを生かせず。前回登板でプロ初勝利を挙げた先発・下村は、ホーム初白星を狙ったが5回2/3を4失点。三回に武岡に同点ソロを被弾すると、1-1の六回には四球も絡み2死一、二塁から内山に勝ち越しの適時二塁打を浴びて降板となった。さらに2番手の湯浅も松本直に適時二塁打を許した。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は下村について「首を振って投げた真っすぐを内山に打たれたのは今後にプラスとなるはず」と指摘した。

  ◇  ◇

 下村投手は全体的にボールも走っていましたし、状態としては悪くなかったと思います。その中で、ポイントとしては同点の六回2死一、二塁から、内山選手に許した2点適時二塁打の場面でしょう。

 あの場面はフルカウントから、前の打席で空振り三振を奪ったカットボールと真っすぐを連続でファウル。そして8球目、首を振って投げた真っすぐを打たれました。結果的に敗れましたが、前向きに捉えるなら、今後につながる敗戦になるのかなと感じました。

 まず、打たれた後や降板後の悔しそうな表情を見ても、勝負どころであるというのを自分なりに感じて投げたボールだったなと。その上で、カットボールではなく真っすぐを選択したという球種の問題ではなく、首を振って自分で考えた一球であったことに意味がありました。

 もちろん、打ち取ることができればベストでしたが、今はケガを乗り越えて、ようやく1軍のローテで投げられている状況です。打たれたとは言え、自分の気持ちを込めた一球であったことが今後にプラスとなるはずですし、成長につなげてもらいたいですね。

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