阪神・下村に“六回の壁” 6度目先発も六回途中で降板 藤川球児監督「乗り越えて行かなきゃ」
「阪神1-4ヤクルト」(20日、京セラドーム大阪)
固唾(かたず)をのんで見守ったファンの願いは、届かなかった。勝負を分けた1球が右中間を抜けると、阪神・下村海翔投手(24)は険しい表情でグラウンドに目を向けた。六回途中6安打4失点で2敗目。同点の六回に3点を失ったことに、藤川監督は「先発投手としてはヤマ場ですね」と勝負どころでの踏ん張りを求めた。
五回までソロ本塁打のみに封じていた中、同点の六回に捕まった。2死一、二塁で内山と勝負。フルカウントから2球ファウルで粘られ、8球目に選択した151キロ直球を右中間にはじき返された。下村は「何とかあと一つ、というところだったけど、粘り切れなかった。あそこで抑えられる力を付けないといけない」と唇をかんだ。
捉えられたのは自己最多タイの101球目だった。今季ここまで6試合に登板も、自己最長イニングは6回で七回のマウンドに上がった経験はない。イニング別失点でも六回がワーストの4失点。いかにして中盤に粘れるかが今後の鍵を握る。
右腕は「あそこで粘れるようなピッチャーになれるようにしていきたい」と視線を上げた。指揮官も「いくつも壁はあると思いますからね。経験していくしかないと思いますけど、乗り越えて行かなきゃいけないところはありますけど、挑戦することですね」と貪欲な歩みを継続して向上に努めていく姿を期待した。
打線は前回1日に7得点した高橋に対して1点止まり。あと一本が遠い展開になった。同点の四回は1死一、三塁から元山がセーフティースクイズを敢行。だが一塁・宮本が果敢にチャージして三走・大山がタッチアウトになる場面もあった。
3夜連続サヨナラ勝ちはならず、連勝は3でストップ。ヤクルト戦の連勝は7で止まり、2位・巨人とは3ゲーム差に縮まった。21日からは横浜に乗り込んでDeNA戦が待つ。「また明日しっかり、横浜で戦うということに尽きると思いますね」と藤川監督。敗戦を次戦への糧にして、再び上昇気流に乗っていく。
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