阪神・ルーカス 4カ月ぶり登板で悲願の来日初星 ケガ乗り越え4度目の正直「心地よかったよ」

 傘を差しヒーローインタビューを受けるルーカス(撮影・山口登)
 5回、エンカーナシオンを中飛に打ち取り雄たけびを上げるルーカス
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 「DeNA1-4阪神」(21日、横浜スタジアム)

 ケガを乗り越え、悲願の初白星をつかみ取った。「腰部の疲労骨折」から復活登板となった阪神先発のイーストン・ルーカス投手(29)が来日初勝利。「心地よかったよ」と振り返った、小雨の中のヒーローインタビューではビニール傘を差しながら、湿気すらも吹き飛ばす虎党の歓声を目いっぱい浴びた。

 「久しぶりだったので一瞬一瞬を大事に。戻ってこられてうれしい」

 約4カ月ぶり4度目の1軍マウンドは鬼門から始まった。過去3度の先発機会でいずれも失点を喫している初回。2死二、三塁のピンチで迎えたのは、来日初登板で一発を浴びた宮崎だ。いきなりの正念場も初球で三ゴロ。初回を乗り切り、グラブを力強くたたいた。

 二回1死から宮下に先制弾を浴びたが、追加点は与えなかった。四回に味方が試合をひっくり返し、勝利投手の権利が懸かった五回もそうだった。1点差、2死二塁、打者は4番・エンカーナシオン。この重要局面においても、臆することなく149キロ直球をゾーンに投げ込んだ。結果は正面を突く中飛。近本のグラブに打球が収まると、ルーカスは左拳を握りしめた。

 5回5安打1失点。実戦復帰後最長の5イニング、同最多76球の粘投だった。「つらいこともあった」と振り返るリハビリ生活。8月下旬でようやく初勝利。来日当初に描いたジャパニーズ・ドリーム通りにはいかなかったかもしれない。

 それでも、チームの戦いはまだまだ続く。「これからチームに貢献できれば」。連覇を目指すシーズンのヤマ場で“助っ人”が帰ってきた。

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