阪神 拙守拙攻で零敗 2位巨人と1・5差に 藤川監督「またチームを立て直して明日に向かう」
「中日4-0阪神」(26日、バンテリンドーム)
阪神は攻守で精彩を欠き、手痛い連敗を喫した。初回に佐藤輝明内野手(27)の一塁悪送球で先制点を献上。1点を追う四回には無死一、二塁の好機で1点も奪えなかった。藤川球児監督(46)は「そういう時も必ずある。チームを立て直して明日に向かう」と語り、正念場であることを強調した。2位の巨人が勝ったため1・5差に迫られ、優勝マジック点灯は最短で28日となった。
かつて「鬼門」と呼ばれたドーム球場で痛恨の連敗を喫した。結果的に2日連続の2被弾が展開を重くした一戦。今季7度目の零敗の要因には、攻守で記録に残るミスに拙攻もあった。対中日に2カード連続の負け越しは、2022年以来4年ぶりの屈辱。藤川監督は視線を前に向けた。
「そういう時も必ずある。キチッとまた、チームを立て直して明日に向かうということですね」
指揮官の言葉通り攻守でほころびがあった。初回の守備。先頭の福永に中前打を許すと、続く上林はボテボテの三ゴロに打ち取ったが、体勢を崩しながら捕球した佐藤輝の一塁送球がそれた(記録は安打と失策)。右翼・森下のカバーも遅れ、ボールがファウルゾーンを転々とする間に、一走の本塁生還を許した。
チーム失策数は「60」。リーグワーストのヤクルトに次ぐ数字で、60を超えるのは24年の「85」以来だ。開始直後の失点で流れが傾いた中、1点ビハインドで四回の攻撃だった。先頭・森下が四球を選ぶと、佐藤輝はシフトの間を抜く左前打。無死一、二塁をつくり、迎えた大山の打席だった。
ゴロで三遊間を破った打球で、二走・森下は果敢に本塁を狙った。だが、左翼・細川の好返球にも阻まれ、間一髪のタイミングで本塁憤死。続く前川は一ゴロ併殺に倒れた。一歩でも細川の返球が遅れるか、それたなら生還できた紙一重のプレー。たら、れば…の結果論は尽きないが、三塁ストップで無死満塁とし、打撃好調の前川、坂本に託す選択肢もあったか。
「ミスをしようと思ってやっているわけじゃない。いかにチーム全体、それから個々が気持ちをしっかり持って、明日に向かうかを問われるのがプロの世界ですからね」
五回1死一塁の攻撃では、伊藤将の犠打失敗もあった。2位の巨人がヤクルトに連勝したことで、ジワリと差を詰められ1・5差。優勝マジック点灯は最短で28日となった。球団史上初のリーグ連覇に挑むシーズンは残り30試合。今季セ球団相手に同一カード3連敗は、まだない。ナインにはミスをなくす準備と、挽回する気概が求められる。
◆最短28日 阪神のマジック点灯は、最短28日となった。27日阪神○または△で巨人●、28日に阪神が巨人に○ならマジック24が出る。
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