阪神・藤川監督 4連敗で0・5差「早く切り替えることが一番重要」甲子園で8試合へ 主将・坂本「ファンの熱さ力に変える」
「巨人1-0阪神」(12日、東京ドーム)
痛恨の敗戦となった。初のリーグ連覇を狙う阪神は2位巨人との直接対決で零敗。今季最長タイの4連敗で、0・5ゲーム差に詰め寄られた。藤川球児監督(46)は「早く切り替えることが一番重要」と強調した。13日からは甲子園に戻って8試合を戦う。主将の坂本誠志郎捕手(32)は「ファンの皆さんの熱さがある。力に変えて頑張りたい」と後押しを求めた。優勝マジックは17のまま。残り19試合。今こそ地力が問われている。
三塁、左翼スタンドに向けて頭を下げると「頑張れ、頑張れー」の大合唱が鳴りやまなかった。今季、東京ドームでのレギュラーシーズンの最終戦。10勝2敗と好相性を誇った敵地で、今季8度目となる完封を許しての敗戦を喫した。藤川政権下初の巨人戦零敗で0・5差。指揮官は冷静に次なる戦いに目を向けた。
「また明日からゲームがありますから。中日戦に向けて早く切り替えることが一番重要ですね」
村上、竹丸の投手戦となった一戦。0-1の結果に悲観することはない。この日は再昇格即、立石を2番・左翼で起用。直近3試合、12打席安打のなかった中野を6番に置いた。1番の近本から5番の大山まで、“ドラ1”5人を並べたオーダー。初回の先頭、近本の安打からプレッシャーをかけた。
1死後、森下が四球を選んで一、二塁。佐藤輝に打席を回したが、4-6-3の併殺打で好機を逸した。「少し相手のペースになってしまった」と悔やんだように中盤、なかなか得点圏に走者を進めることができなかった。六回には流れを変えるべく、先発・村上から石井にスイッチ。攻めの継投に出たが、最後まであと一本が出なかった。
今季ワーストタイの4連敗は、セ・リーグ球団相手では初。対巨人戦の連勝も7でストップし、球団新の8連勝とはならなかった。このまま連敗が伸びることになれば、14日にも優勝マジック消滅の危機。今月3日の時点で5あった巨人とのゲーム差は、わずか9日間で0・5まで縮まった。まさに、正念場。苦境を脱する一打、1勝を求める。
藤川監督が「とにかく明日です」と強調するように、13日からは甲子園で8試合が組まれている。主将・坂本がチームの総意を代弁する。「ホームなので、ファンの皆さんの熱さがある。力に変えて頑張りたい」。黄一色に染まるスタンドの声援が“10人目”の力になる。背中を押してくれる存在が戦う理由だ。
0・5差に迫られてはいるが、依然として阪神が首位に立つ。試合数も巨人より4試合多く、数字上でも優位は変わらない。藤川監督も繰り返し強調した。「今は何かを言うよりも、明日のゲームのことやらなければいけません。とにかく明日というところです」。真価の問われる残り19試合。チームを進化させ、力強くゴールテープを切る。
◆9日間で0・5差に… 阪神と巨人のゲーム差は9月3日時点で5ゲーム差。ところが、翌4日からの9日間で0・5ゲーム差に縮められてしまった。なお、阪神の優勝マジックは「17」のままで最短で14日に消滅してしまう。13日に阪神が中日戦に敗れ、巨人がDeNA戦に勝利すれば、阪神は2位転落となるが、阪神の方が残り試合が4試合多いことなどから13日には消えない。
◆藤川政権初のG戦ゼロ敗 阪神が巨人に完封負けを喫したのは藤川政権初で2024年9月23日の甲子園での試合以来、約2年ぶり。この試合のスコアは0-1だった。東京ドームでの巨人戦完封負けも同年8月12日以来でスコア0-1だった。
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