阪神・立石 竹丸&マルティネス撃ち Gキラー健在!昇格即「2番・左翼」でマルチ「少しでも力になれたら」
「巨人1-0阪神」(12日、東京ドーム)
簡単には終わらせなかった。阪神・立石は一塁ベースを回ると、力強く手をたたいた。絶対的守護神を相手に懸命に食らいつき、意地を見せた。
「最終回は先頭で(塁に)出ようと思ったので、出られて良かった。(球の)角度もあまり経験したことのない高さだった。こういう経験をつなげられたら」
0-1で迎えた九回、先頭で打席に立った。マウンド上には、10日にNPB通算250セーブを達成したばかりのマルティネス。153キロの直球をはじき返し、中前に運んだ。得点にはつながらなかったが、初対戦の剛腕から結果を残した。
期待に応える活躍だった。この日昇格した立石は、8月1日のヤクルト戦(神宮)以来となるスタメン。2度目の2番起用だったが「特に意識することはなかった」と自分のスイングを心がけていた。
三回は2死から竹丸の直球を捉え、痛烈な左前打。5月の対戦では、プロ初本塁打を放っていた相手のドラ1左腕から、またも快音を響かせた。零敗の中で、チーム唯一のマルチ安打と気を吐き、藤川監督も「取り組みが非常に良かった」と高く評価。これで巨人戦打率は・423に上昇。Gキラーぶりは健在だ。
自らと向き合った1カ月だった。降格後は調整法を再考。試合前のトレーニング頻度を増やし、筋肉に刺激を入れてから試合に臨むスタイルを確立。暑さで体重が落ちる選手もいるが、しっかりキープした。探り探りではあるが、少しでも成長した姿で1軍に戻ろうと、必死にもがいてきた。
奮闘むなしく、チームは今季最長タイの4連敗で、2位巨人との差は0・5に縮まった。ただ、ルーキーに失うものはない。「毎試合みなさんと勝ちにいくだけ。少しでも力になれたらいいなと思う」。甲子園に帰って仕切り直し。立石のバットが嫌な流れを変える。
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