阪神 藤川政権ワーストタイ7連敗 早め継投も実らず 「とにかく勝つか負けるかという目の前の勝負。それが続いていく」

 9回、佐藤輝が三振に倒れ7連敗。ベンチでグラウンドを見つめる藤川監督(撮影・田中太一)
 4回、ルーカスは細川に二塁打を打たれ絶叫する(撮影・山口登)
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 「阪神1-4中日」(15日、甲子園球場)

 ベンチで腕組みをする阪神・藤川監督は、厳しい表情のまま敗戦を見届けた。泥沼の連敗はついに政権下、ワーストタイの「7」に伸びた。長いトンネルはどこまで続くか。甲子園で、今季最後の対戦となった中日相手に同一カード3連敗。28年ぶりの屈辱を喫するなど、光がまだ見えないでいる。

 連敗脱出に向け最後まで意地を見せた。中日の守護神・松山に対し、代打・豊田が死球で先頭出塁。続く近本がこの日2本目の安打で一、二塁とした。超満員となったスタンドのボルテージは最高潮。同点、逆転を信じた大声援だったが、中野、森下、佐藤輝の3者連続三振で悲鳴に変わっていった。

 「自分たちに制限をかけながらする野球の中ですからね。思い切りが薄れたりする苦しさもあると思いますけど、みんながチームのためにやってくれていると思います」

 敗戦後、藤川監督はナインの胸中を代弁した。序盤から必死にタクトも振った。0-0で迎えた四回。先発のルーカスが四球と左翼線二塁打を浴び、サノーの遊ゴロで先制点を失った。続く1死三塁でベンチを出ると2番手・神宮を球審に告げる。早めの継投で流れを変えようと動いた。

 起用に応えたルーキー右腕が好救援でピンチを脱出。直後の攻撃では1死満塁の好機をつくった。ここで藤川監督は代打の切り札、糸原を送り出したが4-6-3の痛恨併殺打。直近は3試合連続で完封負けを喫するなど、球団史上初のセ・リーグ連覇に試練が続いた。それでも五回、森下が右前適時打を放ち34イニングぶりの得点が生まれた。

 苦しんで奪った1点が次戦の力に変わる。「顔を上げて戦う」「グッと我慢をしながら」とナインを鼓舞してきたが、走者を進塁させながら3、4、5番を迎えるのが阪神の野球。少しずつ形も戻ってきた。「とにかく勝つか負けるかという目の前の勝負。それが続いていく」と指揮官。泣いても笑っても、シーズンは残り16試合だ。今季のスローガンは熱覇。今こそ熱い戦いを見せる時だ。

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