阪神 9月初連勝でM12 大竹前回最短KOから鮮やか修正!五回までパーフェク投 藤川監督「非常に大事なゲームが取れた」
「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)
“鯉キラー”が復活した。阪神の大竹耕太郎投手(31)が7回2安打無失点で6勝目。5回まで一人の走者も許さない完全投球で、2023年の阪神加入後最短KOを喫した前回登板から鮮やかに修正した。前日17日に連敗を7で止めて迎えた一戦を制し、藤川球児監督(46)は「しびれました。非常に大事なゲームが取れた」とうなずいた。チームは9月初の連勝で、優勝マジックは一つ減って12となった。
感情を表に出さなかった男が最後の打者を打ち取ると、グラブをポンッとたたき、雄たけびを上げた。呼応するように甲子園を360度埋め尽くした虎党が大歓声で大竹を迎えた。7回2安打無失点、72球の好投。五回まで走者を一人も許さない圧巻の内容で“鯉キラー”復活を印象付けた。
阪神加入後最短の2回0/3でKOされた6日のDeNA戦から見事に復調。「2軍に落として、もう投げさせないという判断でもおかしくなかった。信頼に応えたかった」と頰を緩ませた。
六回先頭の勝田に初安打を許し、犠打で二進されても危なげなく後続を打たせて取った。七回も先頭の菊池に左前打を浴びたが、1死後に坂倉を二ゴロ併殺打に仕留めた。
いつもの坂本ではなく、伏見とのバッテリーも相性抜群で広島打線を手玉に取った。五回2死では試合前時点で10打数4安打1本塁打と打たれていたモンテロに対し、チェンジアップを3球続けて3球三振。「チェンジアップが合っていないと思ったから。過去の『抑えた、打たれた』にとらわれないようにしている」と先入観を捨て、目の前の打者と向き合った。
理論派な一面は食生活にも表れる。朝は必ず卵を食べるようにしている。「卵はアミノ酸スコアが100。バランス良くタンパク質を吸収できる」。体内で作ることができない必須アミノ酸は全部で9種類。そのうち一つでも欠けていると、体内でタンパク質を合成することができない。卵は全ての必須アミノ酸がそろっているため、食べた分だけ効率よく吸収することが可能だ。熊本の名門・済々黌から早大に進学。知的好奇心おう盛な気質が栄養学にも生きる。
ただ「食に楽しみを求める」のも大竹流。「バランスも考えつつ、食べたいものを食べるように。すしも焼き肉も食べる。経験上、義務で食べていると身にならない感覚がある」と独特の理論を持っている。
藤川監督は「しびれましたね。非常に大事なゲームが取れたと思います」と目を細めた。チームは9月初の連勝で、マジックを12に減らし、徐々にゴールが近づいて来た。大竹はお立ち台で「明日もあさっても、ずっと勝って7連勝できるように頑張っていきます」と高らかに宣言。この1勝から連勝街道をスタートさせる。
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