阪神投手陣 必死の今季最多8人継投 ナインの執念に藤川監督も目潤ませる「みんな報われましたね」
「阪神3-2DeNA」(21日、甲子園球場)
ナインの執念を目の当たりにして、劇的勝利をかみしめた。熱狂渦巻く甲子園。阪神・藤川球児監督(46)は目を潤ませながら会見場に姿を見せると「いや、もう良かったですね。そのひと言です」とこみ上げる喜びを表現した。
6月6日以来となる本拠地でのデーゲーム。4時間20分に及んだ総力戦を勝ち切った下地には、救援陣の奮闘があった。1点リードの三回、先発・ルーカスが筒香に同点打を許すと、交代を告げた。2番手・神宮から木下、岡留、ドリス、及川、工藤、石井と惜しみなく自慢のリリーバーを投入。DeNA打線を封じていった。
ルーカスの早期降板は「プランの中の一つ」と明かし「ルーカスもそれをしっかり受け入れて、その中でベストを尽くそうとしてくれている。チーム全員でスクラムを組んで、投手陣もやってくれたと思います」と一枚岩での勝利をプラスに捉えた。
8人継投は今季最多。20日の同戦で才木が7回を投げたことが大きかった。「全体像として長いイニングを投げてくれる、そして勝ち星を取れるところで(救援投手を)突っ込みやすくなりますからね。いいチームワークになりましたね」と好循環を感じ取る。
延長十一回は、石井を送り込んだ。石井は復帰後初の連投で、うれしい今季初勝利。ピンチを招きながらも粘り腰を示し「最大限の自己パフォーマンスを出してくれて、健康で帰ってきたというのはファンにとっても、石井本人にとっても、非常に大きな今日だったと思いますね。素晴らしかった」と拍手を送った。
負ければ2位転落だった一戦をもぎ取り、優勝マジックは10。試合のなかった巨人とのゲーム差を0・5に広げた。「あれだけリリーフ投手を使うと、必ずゲームをいい形で終わらせなければ、非常に意味合いが全く変わりますので。その意味でも、みんな報われましたね。本当に良かったと思います」と藤川監督。高い結束力で、ナイン一丸で、頂へまい進する。
◆今季最多8人継投 阪神は、先発ルーカスから今季初となる8投手の継投。これまで7人継投が最多で4試合あった。他球団では巨人の10投手が最多。なお、昨季の阪神は8投手継投が3試合。なお、2リーグ分立後、球団最多は9人で最近では2022年10月2日・ヤクルト戦(甲子園)。
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