阪神・佐藤輝 セ単独トップ36号 初回7球で4点先制からの大乱戦 3度の好機凡退も勝利に安堵「勝てたのが、一番大きい」
「ヤクルト7-9阪神」(22日、神宮球場)
打った瞬間にスタンドインを確信した。白球はきれいな放物線を描いて、右翼席に消える。阪神・佐藤輝明内野手がリーグ単独トップの36号2ラン。「いい結果になってよかった」と納得の表情で振り返った。
初回、2点を先制し、なおも無死二塁のチャンス。松本健の初球、甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。飛距離120・7メートルの特大弾。「すごくいい攻撃ができた」。試合開始から、わずか7球で4点を奪う電光石火の先制劇となった。20日のDeNA戦(甲子園)で森下に本塁打数を並ばれていたが、これで再び単独キングに躍り出る一発となった。
打者有利の神宮球場。その裏に2点を返され、試合は落ち着かない。それでもすぐに突き放したのは、主砲のバットだった。二回1死一、二塁で左翼線への適時二塁打。引っ張った一発の後は、華麗な流し打ち。この打撃の幅の広さが打率3割以上を残している要因の一つだ。
また、この二塁打がシーズン37本目。これは金本知憲とマートンに並び、球団歴代7位タイの記録となった。打点も98に伸ばし、2年連続での100打点も目前だ。
その後は3度の好機で凡退も、チームは4時間30分の死闘を制し、笑顔で仲間とハイタッチを交わした。少し疲れの色も見えたが「最後に勝てたのが、一番大きいです」と安堵(あんど)の表情。頼れる主砲は歓喜の瞬間まで、立ち止まることなく打ち続ける。
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