阪神の35歳・西勇 今季引退決断も「引退するまでは変わらない」練習後に心境 惜別、感謝の声に「うれしいですよね」

 練習前、早川(左)と談笑する西勇
 アップする西勇(撮影・山口登)
キャッチボールする西勇(撮影・山口登)
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 阪神は25日、西勇輝投手(35)が今季限りで現役を引退することを発表した。近日中に引退会見を行う。右腕はこの日、兵庫県尼崎市の「日鉄鋼板SGLスタジアム」での練習後に取材対応。オリックス、阪神で18年間腕を振り続けたプロ生活に幕を下ろす決断を発表した心境を明かした。

 「心境?まぁ前から決めていたんで、(発表しても)あんまり変わりはないかな」。下した大きな決断。それが揺るぎないからこそ背番号16は淡々と言葉を紡いだ。

 通算351試合登板、127勝を挙げた偉大なキャリアの幕引きに、各所からは惜別、ねぎらい、感謝…数多くの声が届いた。「うれしいですよね。(返信を)返せてないのもあるんで、ゆっくり返していこうかなって感じです」と明かした。

 この日はSGLでキャッチボールなどを行って調整。自身の登場曲である光永亮太の「Always」が流れる中、“いつも”通りの姿で精力的に汗を流した。「引退するまでは変わらないんじゃないかな。(練習)しなくてもいいんですけど、最後までチームの一員なんで」ときっぱり。そう語る姿に野球人としての誇りを感じさせた。

 現役として過ごす期間も残りわずか。「楽しく自分なりにやっていければいいかな」。チームのために投げ続けたベテランはユニホームを脱ぐその日まで自分らしさを貫く。

 阪神・才木「一緒にプレーできたことは、僕にとってはすごくいい経験でした。まだやれるけど、100%でやれないから、辞めるというのも西さんらしい。最後にいい景色を見られるように一緒に頑張りたい」

 阪神・伏見「寂しい。初めて組んだのはロッテ戦だったと思うけど、それで連敗を止めた時は『すごいうれしかった』って勇輝からも感謝されたので、その試合はすごい印象的ですね」

 阪神・坂本(今季も2度のバッテリー)「右のシュートピッチャーがどうやってプロ野球で投げていくのか、生きていくのかというのを西さんから教えてもらった。これから教えてもらったことを若い投手に伝えていかないといけない。そういう抑え方をできたら、西さんからもらったことで貢献できる。一緒にやれて楽しかった」

 阪神・梅野「いろんな話をして力をもらった選手の一人なので、本当に感謝しています。チームがしんどい時に1勝する大変さも、バッテリーとして感じてやってきた。そういう時間が過ごせた数年間は本当に幸せだったなと思います」

 ◆西 勇輝(にし・ゆうき)1990年11月10日生まれ、三重県出身。35歳。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。菰野3年夏に甲子園出場。08年度ドラフト3位でオリックス入団。12年10月8日ソフトバンク戦でノーヒットノーランを達成。18年オフFA宣言し阪神へ移籍した。オリックス時代の11年から継続中の306試合連続先発登板は、ヤクルト石川と並びプロ野球史上2位。

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