阪神・佐藤輝 2年連続100打点!三冠見えた37号 連覇へ価値ある1勝「大きいでしょ」マジック4
「DeNA3-8阪神」(26日、横浜スタジアム)
連覇へ突き進む虎の看板打線が猛威を振るった。佐藤輝明内野手(27)が初回に先制犠飛、七回は37号ソロを放ち、生え抜きでは藤村富美男以来76年ぶりの2年連続シーズン100打点に到達。大山悠輔内野手(31)の4安打4打点など、打線は13安打8得点で快勝。シーズンの2位以上が確定した。試合がなかった2位巨人とのゲーム差を2・5に広げ、優勝マジックは4になった。
何が起こるかわからない横浜で、佐藤輝が勝利を確信させる一発を放り込んだ。「良かったです」。試合後、屋根に落ちる雨粒の音が響く関係者通路で素直に喜びを表現した。特大の37号ソロに先制犠飛で2年連続の100打点に到達。9月最後の関東遠征を白星で締めくくった。
4点リードの七回、先頭で打席に立った。石田健の初球をドカン。感触が良かったのだろう。スキップするように走り出した。右翼席の中段に飛距離129・5メートルの一発。二塁を回ると、雨具を着用しながら応援してくれるファンへ、右手を突き上げた。
この一打で今季の100打点に到達した。「それがね、勝ちにつながったんで良かったです」。2年連続での達成は2004~05年の金本知憲以来、球団史上4人目。生え抜き選手に限れば、1948~50年の藤村富美男以来で76年ぶりの歴史的な記録となった。
100打点に王手をかけたのは初回だった。1死一、三塁で中犠飛。「チャンスメークしていただいたので、最低限でしたが、先制点につながって良かったです」。25日は痛恨の逆転負け。嫌な流れを断ち切るためにも序盤の先制点はチームに勇気を与えた。
一度は追いつかれながら、DeNAを振り切った。「本当にいい攻撃ができた」と六回には自身も二塁打を放つなど、打者一巡の猛攻。これが今季の39本目となる二塁打で、球団単独4位となった。守備でも二回1死一塁で三遊間の打球をダイブし、ピンチにせず。「守る方もね、いいプレーも出たんで良かったです」と攻守で躍動した。
チームとしてはミスも出た。それを全員でカバーし、7連敗があったにもかかわらず、9月は9勝10敗まで星勘定を整えてきた。3カ月連続の月間勝ち越しの可能性も残し「大きいでしょ」と価値ある1勝だと強調した。
2位以上も確定。優勝へのマジックは「4」となり、最短優勝日も30日と変わらない。次の一戦まで2日空き、2・5ゲーム差の巨人は27日に試合があるが、もう相手は関係ない。自分たちの野球をすれば、必然的に連覇が近づく。虎の看板選手として、三冠王でのリーグ制覇が現実味を帯びてきた。
◆生え抜き左打ちでは初 阪神選手の2年連続100打点以上は4人目。生え抜き選手では48~50年の藤村富美男3年連続以来76年ぶりで、生え抜き左打者に限ると初めてだ。ほかにバース2年連続(85~86年)金本知憲2年連続(04~05年)がある。なお球界全体で見ると、21~22年の村上宗隆(ヤクルト)以来。
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