阪神・西勇輝「あっという間の18年間」 涙なし晴れやかに引退会見 10・7広島戦で引退試合へ
阪神・西勇輝投手(35)が29日、西宮市内で引退会見を行った。引退試合は10月7日・広島戦(甲子園)の予定。優勝争い最終盤のチームには「本当に最後まで一生懸命に戦って、みんなで喜びを分かち合えたら」とエールを送り、歓喜の瞬間を思い描いた。
もちろん、自身もその一助になりたい思いがある。スーツではなくユニホームで登壇したのは、その表れ。「チームのピースとして行ける自分が、まだいる。しっかり自分のできることして、待っておけばいいかな」と準備を整えていく。
引退理由は「純粋に後輩を応援している自分がいた。このままの状態でも心の方が全くついてこなかった」と説明。会見中、涙はなく「本当にあっという間の18年間。今はすっきりしています」と晴れやかに語った。
7度の2桁勝利に9度の規定投球回到達。1500奪三振も2000投球回も達成した。連続試合先発登板はヤクルト・石川に並ぶNPB2位タイの306試合。最もこだわった数字は「イニング」と明かし「どれだけチームのためにイニングを稼げたかを考えていた」と胸を張った。
会見後には伏見、梅野、岩崎、高橋、才木、村上がサプライズで登場。花束を受け取ると、熱い抱擁を交わした。「2000イニング、1500奪三振、100勝。確率の低いことをできたと思っている。僕は本当に幸せでした」と感謝で締めた西勇。猛虎を支えた姿は、決して色あせない。
◆阪神・高橋「今まで居た人が居なくなることは寂しい。いろいろ教えてもらったので本当にありがたいなと思います。自分も厳しい言葉をかけてもらったことがある。先輩としてはかっこいいなと。そういうのを見習いたい」
◆阪神・村上「調整法やメンタルの部分も教えてもらうことが多く、それが今の自分に生きていると思います。(西勇の登板試合で)2時間ぐらいで試合が終わって完封した試合が印象的。テンポの良い投球を自分もできれば」
