阪神・佐藤輝38号!自己最多タイ102打点 100得点王手、W達成なら球団6人目 生え抜きでは掛布以来41年ぶり

 「阪神5-0ヤクルト」(30日、甲子園球場)

 阪神・佐藤輝が黙っているわけがなかった。3番の森下が猛打賞、5番の大山が先制弾。クリーンアップが暴れる中、締めくくったのは4番の驚きの一発だった。「良かったです」。弾丸ライナーで右翼ポール際への38号。ゆっくりとダイヤモンドを走り、森下とのポーズも決まった。

 3点リードの八回1死一塁だった。清水のカットボールを捉え、打球速度183キロで飛距離116・1メートルの2ランを放り込んだ。2試合連続の本塁打で7試合連続安打。これで自己最多タイの102打点まで伸ばした。

 2年連続の40本塁打にも、あと2と射程圏内になってきた。「もう1本1本。1本1本」と己に言い聞かせたように、焦ることはない。まずは目下の目標である優勝を達成し、個人記録はその後についてくるもの。本人は至って冷静に引き揚げたが、記録ラッシュは続きそうだ。

 この日、大山とアーチの共演を果たし、クリーンアップで90本塁打に到達。球団史上7度目で86年の94本塁打以来、40年ぶりの達成となった。個人としては100得点にも王手をかけ、100打点とのダブル達成になれば、球団史上6人目。生え抜き選手では85年の掛布雅之以来、41年ぶりとなる。

 今季の長打数も80と自己最多を更新し、86年のバースに並んだ。残り6試合で02年の松井稼頭央が持つ、歴代最多の88を超えられるか。加えて、仮に残り6試合全てで4打数無安打に終わっても打率は・302となり、自身初の3割フィニッシュはほぼ確実なものとなった。

 六回には前日までの雨の影響もあったのか、並木の難しいゴロを後逸する場面もあった。そんなミスも吹き飛ばす、豪快な1本。そして、1日は大事な今季最後の伝統の一戦がある。「しっかりまたいい状態でゲームに入れるように頑張ります」。勝てば、優勝に王手がかかる。佐藤輝が連覇を手繰り寄せる。

 ◆球団40年ぶりのクリーンアップ90本塁打! 阪神の今季クリーンアップによる本塁打が90本に到達。90本以上シーズンは1976年=104本、78年=90本、79年=104本、84年=90本、85年=128本、86年=94本の過去6例で今回は40年ぶりの90本となった。また、佐藤輝がこの日で今季513打数162安打で打率・316。残り6試合を4打数ずつで無安打で終わるとしても、537打数162安打で・302となり、打率3割フィニッシュが、ほぼ確実となった。

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