「投げ終わったから終わりじゃない」虎に継承されていく阪神・西勇が残した財産
「阪神2-1広島」(7日、甲子園球場)
今季限り現役引退の阪神・西勇輝投手(35)が先発して1回1/3を無失点3奪三振。歴代単独2位の307試合連続先発となった。
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昨年の春先に右膝内側側副靱帯の変性を発症。その期間、飲食で我慢したものはあったのかを聞くと、意外な返答があった。
「『我慢して、これを頑張らないといけない』っていう捉え方は、そもそも頑張る気がないから我慢しないといけないと思ってしまう。我慢する方の選択肢に誘惑されている時点で芯が弱い。だから、そういう考えをしない」。厳しいプロの世界を妥協なく、生き抜いてきた。
今季、8月25日の中日戦(バンテリン)では先発して5回2失点。試合終盤に2番手・神宮とベンチの最前列で会話をした。失点直後の悔しさから、ベンチ後方に座っていた後輩に寄り添った。
「ベンチの前に出て声を出したり、打者を応援することで自分が投げている時も周りは応援してくれる。ピッチャーとして投げ終わったから終わりじゃないんだよ」。投手として、あるべき姿を自分の言葉で伝えてきた。西勇輝が残した有形無形の財産は、チームに必ず継承されていく。(デイリースポーツ・向 亮祐)
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