「この成績で2連覇だったら行かしてくれると思う」 三冠王の阪神・佐藤輝のメジャー挑戦に高木豊氏が私見
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が9日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身初の三冠王を獲得した阪神・佐藤輝明内野手に言及した。
セ・リーグの全日程が8日に終了し、佐藤輝は打率・306、39本塁打、106打点で史上9人目となる三冠王を獲得。阪神ではランディ・バース以来40年ぶりの快挙だった。
高木氏は「精神的にも強くないと取れないよ。本当すごいと思うよ」と称賛。「心の中でいろいろ葛藤があったと思うけど、ただ絶対的な自信は持っていたな。(チームメートの)森下に(本塁打で)先行かれるけど、意に介さず、自分のペースを崩さなかった」と、精神的な強さが三冠につながったと指摘した。
佐藤輝は昨オフ、契約更改交渉が長期化し、春季キャンプ直前に12球団大トリとなる更改だった。高木氏は「オフの更改のときに、自分にプレッシャーを課すように年俸を上げてほしいとか、メジャーに行きたいとか、いろんなことを要求をしたと思うんだよね」と難航した理由を推測。「やっぱり自信がないとそういう要求もできないし。本当に球団に対しての有言実行というか、そういうことを示したその中での三冠王は立派と言うしかない」と手放しで褒めた。
今季終了後には、再びポスティングシステムによる米大リーグ挑戦がクローズアップされる。大リーグ機構(MLB)と選手会との労使協定は12月1日に失効するが、新協定を巡ってはMLBの提示案に選手会が猛反発するなど交渉は長期化が予想される。「メジャーがどうなるか分からんからな」と日本人選手のメジャー移籍にも影響を及ぼすとしつつも、「(佐藤輝は)でも、もう行きたいだろうな」と察した。
続けて「この成績で2連覇してるんだったら、(球団も)行かしてくれると思うよ。それも条件で今年頑張ったんだと思うよ。三冠王取ったら文句ないだろう」と私見を述べながらも、一方では「でも、残ってほしいけどな、サトテルはな。魅力の詰まってる選手だけにね」と“日本の至宝”の流出に複雑な思いも語った。
