阪神・藤川監督「爆発しろ」3連覇へ新戦力台頭促す「能力開花する選手を私は逃さない」村上&才木にはさらなる奮起期待
阪神の藤川球児監督(46)が18日、大阪市内の阪神電鉄本社を訪れ、秦雅夫オーナー(69)にシーズン終了の報告を行った。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルSではDeNAに4連敗。3年ぶりの日本一奪回はならなかったが、2リーグ分立後、球団史上初の連覇を達成した。来季が3年契約の最終年。リーグ3連覇を目指すべく「爆発しろ」と新たな戦力の台頭を期待。「一度、壊す。今年より、さらに」と、聖域なきチームの解体から再出発を誓った。
CSファイナルSの敗退から一夜明け、藤川監督は心機一転の再スタートを切った。4連敗の悔しさが晴れることはない。だが、一方で2リーグ制以降、球団史上初の連覇を成し遂げた1年。「ヨシッ、満足しよう!!」と心に決めた。2位・巨人とのデッドヒートを制し、139試合目でつかんだ栄冠に胸を張れる。
「監督として預かったチームに対する誇りの方が強かった。チームを背負う立場で引きずってはいけない」。2月に石井が左アキレス腱を断裂。4月には近本が死球を受け左手首を骨折し、投打の柱が長期離脱を余儀なくされた。9月には7連敗も経験。「今年はさらに苦しかった」と偽らざる胸中も明かした。
来季が3年契約の3年目。リーグ3連覇を目指す2027年シーズンに向け、秦オーナーからもバックアップを約束された。「日本一の組織をつくりたいと思う。球団と現場が一体になり、多角度から球団を見つめ直して、さらに高みを目指す集団にしようと話しました」。タイガースの力を結集させて挑む覚悟を示す。ナインにも言葉を向けた。
「選手たちには爆発しろ、たまっているものを爆発させろと。いきなり能力開花する選手を私は逃さないつもりで見ている。チャンスをつかめ」
好例として挙げたのは高橋で、奮起を期待したのが村上、才木だった。「実際に村上は24年に近い」と、7勝11敗と負けが先行した1年を挙げて解説。防御率はリーグトップの1・85ながら、10勝9敗の今シーズンを「数字はいいけど勝ち星がついてこなかった。エースとして必要なところ。本人も分かってはいるんだけど、やれることは結構、明白。才木も含めて」と変化を求めた。
「選手の中にはもっとできたという選手が結構いる。私自身も、もっと根気強く起用できていれば…ということも当然ある。爆発する可能性を秘めている選手はいる。年齢は関係ない。いいものは誰にでもすぐ分かる」
リーグ連覇のチームだが「一度、壊す。今年より、さらに。当然のように出ていた選手が出られなくなることもあってしかるべきだと思う」と、聖域なきチームの解体も明言。イチ…いや、王者がゼロからの再出発を誓った。3連覇、そして4年ぶりの日本一に挑む27年シーズン。起爆剤となる選手の台頭を願っている。
