2024.08.14

競馬ギガ盛りブログ「人気者に会いました」（８月１４日）

　こんにちは。美浦・松浦です。今は札幌記念の取材でわが故郷・札幌に来ております。先週の裏函を含めて毎晩飲みっぱなしですが、遊びに来た訳ではないので仕事もキッチリしております。どうぞ誤解のないように。

　火曜朝。慣れ親しんだ札幌競馬場の厩舎地区をウロチョロしていると、美浦・清水英厩舎が目に入りました。そう言えば先週、ＳＮＳで人気のミスターディジェイ（牡３歳）が札幌の未勝利戦を見事に逃げ切り、デビュー６戦目にして待望の初勝利を挙げました。スタッフの方に「おめでとうございます」と声をかけると、担当されている女性ヘルパー（補充員）の菊地さんが「ありがとうございます！きょう放牧に出ます」と。なので、ずうずうしくも「１枚、撮っていいですか？」とお願いすると、快く受け入れてもらいました。

　それがこの写真です。どうですか？このかわいらしい顔。私は以前、同じ“白面”のメイクアップやケンシンコウの記事を書かせてもらいましたが、実際に対峙（たいじ）してみると、彼もなかなか派手な顔をしていますね。しかも、彼の場合は四肢が全てハイソックスなところがより個性的です。

　水曜朝。改めて厩舎にうかがうと「私にとっても初勝利だったので、すごくうれしかったです」と笑みを浮かべた菊地さん。ディジェイの性格を聞くと「普段はヤンチャですが、乗ると真面目に走ってくれます」と話していました。心身ともに、まだ成長の余地を残しているそう。「２、３着が多くて、前走でも最後は脚が上がり気味でしたが、そのあたりはこれから体力がついてくれば。夏休みに入るので、成長して帰ってきてほしいですね」。センスのいい馬だけに、パワーアップを期待したいところです。

　菊地さんは東京出身。ＪＲＡ馬事公苑から千葉の馬事学院を経て、乗馬から競走馬の道を志しました。「馬事学院では、マイネルレコルト（０４年朝日杯ＦＳの勝ち馬）という馬が印象に残っています。元競走馬に乗れると言うだけでワクワクしましたね。実際に乗って見るとすごくいい馬で、体の使い方が他とは違いました」と思い出話をしてくれました。現在、美浦でのトレセンライフは「楽しいです。いろんなことを学ばせてもらっています」と目を輝かせていた菊地さん。これからも、フレッシュな人馬を応援したいですね。