敗戦の広島 先発陣防御率12球団トップ 森7回0封 マー君と堂々投げ合い「何回助けてもらったか」守備に感謝

2回、ピンチを無失点で切り抜け、グラブをたたく森(撮影・北村雅宏)
先発し力投する森
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 「広島1-2巨人」(8日、マツダスタジアム)

 広島が1点リードの九回に2点を失い、痛恨の逆転負けを喫した。敗戦の中で先発・森翔平投手(28)がチームの明るい材料となった。今季初登板で、7回6安打無失点の好投。凡打の山を築き、巨人打線を手玉に取った。次回こそ、笑顔で仲間とハイタッチを交わす。

 勝てば間違いなくヒーローだった。勝利まであとアウト三つ。ベンチ最前列から戦況を見つめていた森の手から、白星がこぼれ落ちた。チームは敗れたものの、自身の存在価値を示す80球。「どんどんストライク先行で攻めていけた。すごく良かったなと思います」と納得の表情を浮かべた。

 七回まで全イニングを14球以内で終わらせた。ファウルを多く打たせた直球に加え、チェンジアップ、スライダー、ツーシームなどの変化球を低めに集める丁寧な投球。許した6安打は全て単打だった。「そこが一番良かった」と先頭の出塁はなし。森らしい投球でアウトを積み重ねた。

 味方の守備にも救われた。七回先頭の岸田が放った左翼フェンス際への打球をファビアンがジャンピングキャッチ。菊池は三、五、七回と3度の好プレー。バックの支えに「何回助けてもらったか分からない」と感謝し、「次は助けられるようなピッチングができれば」と決意を新たにした。

 相手先発は日米通算201勝の田中将。「投球を参考にしながら」と刺激を受けながら交互にマウンドへ上がった。ともに勝敗はつかず、七回で降板となったが、「小さい頃から見ている投手。(投げ合えるのが)幸せだなと思いながら」と、一歩も引かずに見事な投手戦を演じた。

 2年連続の開幕ローテをつかみ取ったが、天候の影響でローテがずれ、この日が今季初登板。その間に栗林、岡本が好投し、2軍では大瀬良、玉村らがスタンバイしており、ローテ6番手として結果が求められるマウンドだったが、7回無失点と意地を示した。新井監督も、「ナイスピッチングだった。テンポよく低めに集めていた」と、高い評価を与えた。

 森の好投でチームの先発防御率は12球団トップの1・54となった。開幕してから10試合を終え5勝5敗。この日を含め、悔しい逆転負けが目立つが先発陣の奮闘もあって、勝率5割で踏みとどまっていることも事実だ。

 長いシーズンは始まったばかり。「きょうはスライダーが有効に使えた。それだけにならず、他の球種もどんどん高めていかないといけない。こういう投球をもっと増やしていきたい」と森。レベルの高い先発ローテ争いに、必死になって食らいついていく。

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