ＥＸＩＬＥ　ＡＴＳＵＳＨＩ（４４）が１２日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで、１２都市１４公演を巡る全国ツアー「Ｈｅａｒｔ　ｔｏ　Ｈｅａｒｔ」の初日を迎え、２０２２年１２月２１日開催のＥＸＩＬＥ東京ドーム公演以来、８４３日ぶりのステージ復帰を果たした。２年半前に病気療養を理由に活動を休止し、昨年９月に復活を宣言。帰還を果たしたステージで“感謝唱”を繰り広げ、歌う喜びをかみしめた。

　ステージまで続くアリーナに敷かれたレッドカーペットを歩いて登場。大歓声＆号泣で帰還を歓迎され、ＡＴＳＵＳＨＩは「夢にまで見た光景。ありがとう」と感激しまくり。「皆が『あっちゃん、いつでも良いから帰ってきて』と言ってくれて、焦らず一歩一歩良くなって、今日を迎えることができた。今日は復活した“ＡＴＳＵＳＨＩ１０００％”を見せるつもり」と息巻き、２時間超のショーを繰り広げた。

　久々の公演だけに準備も力が入り、張り切りすぎて思わぬハプニングも。１カ月前のダンス練習中に滑り、内側靱帯を負傷。開演前に「踏んだり蹴ったりですよね（笑）。１カ月前は松葉づえでした」と足を引きずって驚かせたが、本番の「Ｌｏｖｅ　Ｔｈａｎｇ」のパートではムーンウォークを披露。アドレナリン全開で痛みも忘れて「愛燦燦」「ＫＡＺＥ」など全２４曲を歌唱。不変の美声でファンを魅了した。

　冒頭で「今日は泣かないんだって決めてるんだ」と発言したが、途中で感極まる場面も。ラストで「皆さん愛しているよ」と告白し、「完璧じゃないのに応援してくださって、成長することができている。ＡＴＳＵＳＨＩという人生で良かった」と感謝を伝えていた。