市川團十郎が!藤原紀香が!芸能人も大阪・関西万博盛り上げ 点灯式におもてなしに 桂文枝「ワクワクしますね」
大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開幕した。歌舞伎俳優の市川團十郎(47)や女優の藤原紀香(53)らスターが華やかに彩る一方で、トラブルやアクシデントも続出する波乱の船出となった。
午前9時、万博の幕開けを1万人の「歓喜の歌」が告げた。指揮者の佐渡裕氏(63)が総監督を務める「1万人の第九 EXPO2025」。佐渡氏が指揮台に上ると早朝から降り続いていた小雨はやみ、時折日差しものぞく中、大屋根リングの上に並んだ6595人を含めた1万263人が大合唱した。
参加者同士の“音ずれ”や、上空を飛び交う報道各社のヘリの騒がしいプロペラ音などの問題を乗り越え、佐渡氏は「世界に誇れるもの。ベートーベンもビックリしているんじゃないかな」と胸を張った。
團十郎は飯田グループと大阪公立大が共同出展し、「世界最大の西陣織で包まれた建物」、「世界最大の扇子型の屋根」と二つのギネス世界記録に認定されたパビリオンの点灯式に出席。観客のカウントダウンで光をともそうとしたが、降り続いた雨による機材トラブルで失敗。「皆さんの声が小さい!」と笑いを取りつつ、2度目で点灯に成功した。自身初の万博体験だといい、「大阪という元気な土地で、日本という真心、優しさ、支え合い、よりよい人間関係をわれわれ日本人から発信していけるように」と期待を込めた。
万博内で最大規模の「日本政府館」では名誉館長の藤原が和装で来場客をもてなした。着物姿であいさつに立ち、「キラキラした気持ちや新しい発想を、明日からのご自分のアクションにつなげてほしい」と、来場者の一人一人に声をかけた。
吉本興業が出展する「よしもと waraii myraii館」のオープニングイベントには桂文枝(81)、西川きよし(78)、かまいたちらが出演。70年の大阪万博にも出演していた文枝は「いろんなことを言われましたけどワクワクしますね。(70年と)変わらぬ勢い、活気、熱気を感じます」と笑顔だった。
