【桜花賞】2番人気デアリングタクトが無敗の桜花賞馬に輝く

 「桜花賞・G1」(12日、阪神)

 2番人気のデアリングタクトが、ゴール前で力強く差し切って快勝。デビューから無傷の3連勝でクラシック制覇を果たした。無敗の桜花賞馬は04年ダンスインザムード以来、また最少キャリアとなる3戦目での桜花賞Vは史上3頭目(1948年以降)の快挙となった。

 レースは予想通りスマイルカナが逃げて、1番人気レシステンシアが外から2番手で続く。マルターズディオサ、ミヤマザクラがその後ろから追走。デアリングタクトは中団のポジションでじっくり脚をためた。

 直線に入るとレシスレンシアが満を持してスパートを仕掛け、スマイルカナをかわして先頭に立ったが、外から荒れた馬場を苦にせずデアリングタクトがグイグイと伸びて、最後にとらえて先頭でフィニッシュ。レシステンシアが2着。スマイルカナが3着に粘った。

 初めて桜花賞を制した松山は、「道中のポジションは意識せず、馬のリズムを大事にして乗りました。前とかなり離れていましたが、この馬なら届くと信じて、外に出してからは無我夢中で追いました。何とかかわしてくれという気持ちでした。少しイレ込むところは課題ですが、折り合いが付けば距離が延びても大丈夫だと思います」と話した。

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