【ボート】桐生PG1 森高一真がマスターズチャンピオン初優勝

 「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(27日、桐生)

 優勝戦が12Rで行われ、1号艇の森高一真(46)=香川・85期・A1=が、インからしっかりと逃げて今年初、G1は19年のまるがめ周年記念以来5回目、通算45回目の優勝を飾った。当地は初優勝。2着には2号艇の中辻崇人(福岡)、3着には3号艇の石渡鉄兵(東京)が入った。

 森高が、しっかりとインの利を生かした。Sはコンマ18だったが、先マイして押し切った。「Sは入って良かった。1Mは変な掛かりをしていたけど、前向いたら落ち着いたね。流れもワシに向いとったね」と終始、冷静にレースを運んだ。

 初日こそ5着と出遅れたが、2日目からは5戦3勝、オール3連対と調子を上げて予選トップ通過し、準優も勝ち上がった。「エンジンパワーがあると思う。初日は回転を上げ過ぎていた。2日目に回転を抑えたらちょっとはまった感じ。伸び型って感じ。(優勝戦は)湯川の伸びが怖かったけど、展示でそれほどでもないな、と思った。伸びは負けることはない」と自信を持って臨んだ。

 同郷の安岐真人さん(本紙評論家)もなし得なかった「マスターズ」の冠を獲得し「安岐さんも応援してくれていたと思うし、本当に少しでも恩返しができたのかな、と思ってます」と。

 5月に、地元・まるがめで行われるSG・オールスターはF休みのため、出場できない。「それが申し訳ない。休みが明けたら、また頑張ります」と前を向いた。

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