【ボート】津ルーキーS 1号艇の中村泰平が通算7回目、今年2回目の優勝

 「ルーキーシリーズ第21戦 スカパー!・JLC杯争奪戦」(23日、津)

 1号艇の中村泰平(29)=愛知・117期・A1=がコンマ07のスリット攻勢を決め、チルト3の石本裕武(大阪)の攻めをしのいで逃げ快勝。通算7回目、今年2回目の優勝を決めた。2着は3号艇の原田雄次(福岡)、3着には4号艇の砂長知輝(埼玉)が入った。

 強烈な6コースまくりを全力で受け止め、そして堂々とはね返した。「ほっとしてます」と深く息をのんだ中村泰。チルト3の伸び仕様で大外から石本が襲いかかってくる。「スリットを過ぎてからすぐ緑(6号艇)が見えた。もう必死。全速で行くしかなかった」。2艇がレバーを握ったまま、へ先を並べて1Mを旋回し切ったところで石本がバランスを崩して勝負の行方は決着。今年2回目のVを勝ち取った。

 「本当にぎりぎり。1マークでは石本と接触してしまい申し訳なかったです。でも(内の艇に)差された感じはなかったし、完璧な調整ができました」と声を弾ませた。

 1月からの2026年前期適用勝率は7・23。デビューから初の7点超えをマークするなど、近況は充実の一途。「順調です。3期前にF2をしてリズムを崩しましたが、その後はFなしでリズム良く来られていますから」と好調の要因を語る。

 次走は12月4日からの地元とこなめでのG1・トコタンキング決定戦。「とこなめはデビューの地で大好き。G1を勝って、来年の(3月に蒲郡で行われる)クラシックに出たい」。29歳の若武者は最高の流れに乗ってSG切符まで勝ち取るつもりだ。

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