【競輪】通算V24の長谷隆志が地元でラストラン 思い出の競走は「三宅君に乗って優勝した新人リーグ」
競輪選手の長谷隆志(57)=岡山・64期・A3=が、29日の最終日2Rで玉野競輪でラストラン。4着でゴールして、36年3カ月の選手生活にピリオドを打った。
長谷は1989年8月の西武園でデビュー。当時は4カ月間にわたって同期たちと新人リーグに出走。思い出の競走を尋ねると「三宅伸君(引退=デイリースポーツ評論家)に乗って1着だった決勝戦。初優勝だったんですよ」と笑顔で振り返った。
64期といえば三宅氏だけでなく、有坂直樹氏や高木隆弘(神奈川)とGP、G1覇者を多く輩出しているスター集団。長谷は日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)時代は在校成績が8位だった。94年6月の豊橋ではS級初優勝を飾るなど、S級でも快走していたが、近年は最下級のA級3班だった。通算成績は373勝(2888走)、優勝24回。「やり切りました。ありがとうございました。これからは和バルケヤキ(倉敷市中畝)で頑張ります」。水嶋臨海鉄道常盤駅の出口から徒歩2分の居酒屋を以前から営んでおり、今後は専業オーナーとして奮闘する。


