高憧四季 親と合作のデザインお気に入り
【第171回】高憧四季(23)=大阪・124期=
愛らしい笑顔が特徴的な高憧は、高校時代に女子サッカーのFWとして培ったバランス感覚と視野の広さを生かして昨年は優出6回を記録。今期勝率は6・44(15日現在)を残しており、年頭に掲げた「A1になりたい」の目標を早くも達成できそうな雰囲気だ。
女子超一流への階段を着実に駆け上がっている高憧は、昨年3月に初めてカーボンヘルメットを作った。デザインは親と合作。「半分ずつして高憧四季の略であるTHSのアルファベットが入っているのが私の方。反対側は親が大好きな浜田省吾さんのジャケットを参考にして考えてもらいました。親の方がセンスがあるかも」と笑いながら教えてくれた。
もちろん出来栄えは納得。「すごくいい感じに作ってくれたのでうれしい。私だけのデザインなのでテンションが上がりますね」と笑みがこぼれる。今後は「名前が“四季”なので季節を感じられるようなものも作りたい。ただ今回のヘルメットが本当にいいので、作るとしても使用期間が終わってからかな」といとおしそうに抱いていた。
優出は過去8回あるが、まだ優勝することができていない。「昨年4月の住之江もそうだけど、11月の戸田など優勝できる場面で、できていない。同期の末永和也選手の活躍も刺激になるし、私も頑張ります」と気合が入る。一つのきっかけでさらに飛躍しそう。今後の活躍は要注目だ。