中尾彩香 自身でデザイン「シーサー」が守り神
【第177回】中尾彩香(21)=福岡・126期=
中尾が、初めて自分でデザインをしたヘルメットは、今年1月から使用を開始。「デザインは師匠の(川野)芽唯さんと同じだけど、後部の太陽の色だけ違います」とニッコリ。一番のお気に入りポイントは、「やっぱりシーサーですね。芽唯さんもシーサーが目立ってます。シーサーは守り神なので守ってくれていると思う。精神統一する時もヘルメットを見て心の中で祈ってます」と守り神のシーサーに感謝をしていた。
レース場での師弟関係も見ていて、お互いの真剣さが十分に伝わってくる最高の関係だ。「同じヘルメットだとモチベーションが上がる。レース前にはヘルメットを見て盛り上げて行っているんです。芽唯さんには一緒の時にたくさん教えていただいてますが、自分が未熟で教えてもらうことがあり過ぎて日々勉強です。でも早く芽唯さんに追いついて恩返しをしたい。今が頑張り時だと思ってます」と師匠の背中を追い頑張っている。
レースの方は「まだミスが多くてチャンスを逃している。ミスをなくして着をしっかりとキープできるようにしたいけど、まだまだ勉強することはいっぱいです」。セールスポイントを聞くと「乗り心地がいい時は展示でもきちんと乗れてます。乗れてる時はいい時なので、応援してください」と力が入る。
5月末からの鳴門男女W優勝戦では、デビュー初優出(4着)を飾り、確実に力を付けてきていることを証明した。これからが楽しみな中尾の走りに注目したい。