ご本人が言わないでいた年齢を、亡くなってからオープンにするのはどうなんでしょうか

 5月に亡くなった振付師の真島茂樹さんの所属事務所が、真島さんの日劇ダンシングチームへの入団年を1972年から64年に訂正したという記事を読みました。実際はご本人がおっしゃっていた通りの年齢ではなかったということなのだそうです。

 私は一度も年齢隠しはないのですが、それは私の考え方の一つです。「ヘェもうそんな歳なんだ」とか「年のわりには」などと、さまざまな判断の基準値にされるのがイヤだということだと思いますが、年齢を「非公開」とされている方もおられますし、それはそれでその人の生き方考え方だと思います。ですが、あえて公開してこなかった方の年齢を亡くなってからオフィシャルにするというのはどうなんだろうと考えさせられてしまいました。

 たかが年齢、されど年齢です。私たちも街のロケに行って地元の方に「失礼ですが、おいくつですか?」と聞いて「いくつに見えます?」と言われた時の返しが一番難しいのです。あまり上に言っても気が悪いし、下に言ってもウソくさい。一番ダメなのが実際の年齢ぐらいのところを言い当ててしまうことで、ご本人のリアクションが一番悪くなりとてもイヤな空気になるのです。

 これを「街ロケの師匠」月亭八光師匠にうかがうと「姉さん、この質問の正解はないのです」。ただ八光師匠が編み出したという「学生時代、夢中になったアイドルは誰ですか?」と聞く方法。この方法を用いると、1~2年の誤差でわかるらしいです(笑)。

 私たちの大先輩の女性漫才コンビ「若井小づえ・みどり」さんのお二方ですが(みどり姉さんは吉本新喜劇に在籍されています)、私たちはずっと同級生だと聞いていました。ただ小づえ姉さんが亡くなった時にわかったのは、お二人はかなり年が離れていた上に(もちろん、みどり姉さんの方が年下)、同級生というのは洋裁学校の同級生だったということ。それをみどり姉さんは一言もおっしゃらない。すごいなぁーと感心してしまいました。普通、同い年と言われたら、年下の方がイヤじゃないですか。相方のモモコは「私、リンゴより3つ下!」って、すぐ言いますから。たかが年齢、されど年齢(笑)。

 今はSNSに上げた写真の瞳に映っている風景を拡大してその人の住んでいる所まで特定できるすごい時代です。情報もあふれかえり、亡くなった方の実年齢を調べることなんてお茶の子さいさいなのでしょうが、でもそこはご本人が最後まで守っていたということに配慮していただき、せめてマスコミ報道は控えていただきたいと思ってしまった私です。

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