最後の?新札発行 盛り上がっているのか、いないのか
20年ぶりの新札発行で盛り上がり、テレビは連日お祭り騒ぎですが、ネットは大して跳ねてはいません。若者に聞くと「えっ、そうなの?いつからなの?」。大人はむちゃくちゃ「新札、新札」と言ってるのですけどね(苦笑)。
調べてみると、現金を持ち歩かないキャッシュレス派は20代が77%。60代、70代では、それぞれ58%、41%だそうです。年配者も案外多いと思ったら、感染対策が背景にあるようで、コロナ禍がなければここまで定着はしていなかったのでしょうね。キャッシュレスがこれだけ進めば、今回が「最後の新札発行」と言われていることにも納得です。
かくいう私もお祝い事があったので、新札でお祝いしたら面白いかと新札発行の当日に銀行へ行ったのですが「新札はまだありません」。運ぶ作業もあるのでしょうが、大阪のメイン通り御堂筋にあるメガバンクなのに東京とはタイムラグがあるようで、両替機にもしばらくは新札を入れないそうです。
私が出演させていただいている番組でも警鐘を鳴らしたのですが、新札発行で旧札が使えなくなるという詐欺話には気を付けなければなりません。これも調べてみたのですが、紙幣の使用は日本銀行法で「無制限で通用可能」と規定されていて、いつのお札でも使えるのだそうです。ということは昔、西川きよし師匠にお年玉で頂いた、お守り代わりの聖徳太子の1万円札も、まだ使えるのですね(笑)。
財布にお札を入れる時、私は大きい方から順に並べて取り出しやすいように印刷された頭を上にして入れますが、後輩のたむけん君は「そうしたらお金がすぐに出ていくから」と、わざわざ頭を下にして入れるそうなのです。人のお財布の中なんて見ないのでよくわかりませんが、お札の入れ方一つでも結構それぞれにこだわりがあるものですね。
少し前に、相方のモモコと2人でお祝い金を贈る機会がありました。私に新札、いわゆるピン札を準備する時間がなかったので、モモコに「新札を連番でそろえておいて」と頼んだのですが、モモコから「新札はあるけど連番ではない」という返事が。モモコはご主人から「きょうび、連番なんて言う人おらへんで」と言われたそうで、モモコが「リンゴが言ってる」と言うと「あー、リンゴさんは言うかー」と言われたのだそう。
それは私がきっちりしているという意味なのか、それとも古めかしいという意味なのか…。確認は怖くていまだにしていません(笑)。