井上尚弥、5・4対戦カルデナスに警戒「意外と気を抜けない」来春の中谷潤人との夢対決まで3戦内定も危機感「負けたら計画は終わる」

 ラモン・カルデナスについて話す世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(中央)=撮影・佐々木彰尚
 会見に出席した(左から)大橋秀行会長、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥、井上真吾トレーナー(撮影・佐々木彰尚)
 ラモン・カルデナス戦に意気込む世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(撮影・佐々木彰尚)
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 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=が5日、横浜市内で会見した。次戦として、5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA同級2位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行うことが正式に決まり、「4年ぶりのラスベガスで非常にワクワクしている。(メキシコの祝日である)シンコ・デ・マヨという特別な日に試合ができることにも期待しているし、日本でやっているパフォーマンスを力まずにやっていきたい。KOでも判定でも魅せる試合をしたい」と意気込みを語った。

 尚弥は1月24日に金芸俊(韓国)との防衛戦で4回KO勝ちし、次戦は当初、WBC1位(当時)のアラン・ピカソ(メキシコ)が有力だったものの消滅。26勝(14KO)1敗のメキシコ系米国選手であるカルデナス戦が決まった。

 相手の映像も踏まえて、「意外と気を抜けない」と警戒。対戦相手のアゴを砕いたこともある強打を持っており、「ジャブも強い。骨格的にもしっかりスーパーバンタム級の選手なので、気の抜けない戦いになると思う。向こうがそういう(好戦的な)覚悟で来れば、ヒリついた試合になる。せっかく米国でやるんだから、逃げ回っていたら面白い試合はできない」と展望を語り、「(シンコ・デ・マヨで)アウェーになっちゃうかもしれない。向こうも気合の入り方が違う」と激闘も覚悟した。

 また、尚弥自身は来春まで試合プランを立てており、9月に日本でWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、ベルトを保持したまま12月にサウジアラビアでWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)との対戦を計画。さらに、来春には再びスーパーバンタム級に戻した上で現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M.T=と夢のビッグマッチも予告している。

 3試合先まで約3~4カ月スパンでのスケジュールとあってダメージを残すこともできない。尚弥は「不安はない」と一蹴しつつ、「楽な試合が(一つも)ない。すごくプレッシャーになるが、普通の選手はここまで(先まで)決まらない。自分はプラスと捉えて考えている。ただ、負けたら終わりですからね。その計画は。そうならないためにも、やっぱり気の抜けない戦いになる」と、負けられない危機感をモチベーションに変換していた。

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