J1札幌・MF荒野がフードロス問題解消で町全体も救う 北海道北竜町と支援策を協議
J1札幌のMF荒野拓馬(27)が中心となって活動する「Rescue Hero」(https://www.rescuehero.net)がフードロス問題の解消だけでなく町全体を救う。
北海道北竜町で毎年約30万人を集める「ひまわりまつり」(7月18日~8月23日開催予定)が新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれた。「Rescue Hero」では北竜町名産の「ひまわり油 3本セット」(税込2722円)を販売しているが、温泉や道の駅も休業を余儀なくされるなど町全体への観光客が見込めなくなっている。
4日には「Rescue Hero」を代表して荒野と札幌DF石川直樹(34)が北竜町の担当職員とオンラインを通じて対応を協議した。荒野は「商品だけではなく町全体をレスキューしたい」と語り、自身で畑を作ったり、跡継ぎがいない農家に人材を送り込むなど今後の貢献について提案。石川も「北海道にこんな素晴らしい場所や商品があることを、僕らを通じて知っていただければ嬉しい」と意欲的に語った。今後は北竜町の子供たちとの交流なども計画中という。
荒野は「レスキューで繋がった輪を大切にして、町のレスキューや子供たちに笑顔になってもらえるようなことをやっていきたい」。石川は「北海道に住んで3年経ちますが、この活動を通して北海道の素晴らしい部分をたくさん知れるきっかけとなっている」とコメントを寄せた。
荒野は1日に活動を全国展開することを発表していた。フードロス問題解消が町も救う。支援の輪が日本全国に広がること願いつつ活動を続けていく。