サッカーU-19日本代表が合宿開始 DF高橋仁胡「自分の100%以上を出さないといけない」
21日にキルギスで開幕するU-20アジア杯予選に臨むU-19日本代表が17日、千葉市内で合宿を開始した。ロス五輪世代が、来年5月開催のU-20W杯へつながるアジア杯出場権獲得へ、初日から躍動感のある姿を見せた。
昨年開催されたU-20アジア杯、U-20W杯に飛び級で選出されていたDF高橋仁胡(19=C大阪)。アジア杯はベスト4、そしてW杯は1次リーグ敗退の悔しさを知る19歳は「W杯で負ける気持ち、アジア杯のセミファイナルで負ける気持ちも分かる。自分の100%以上を出さないといけない」と話した。
その経験があればこそ、今の代表にも還元できることはある。「W杯がどういうトーナメントかも分かっている。そこでの問題とか、みんなの助けになれると思う」と情報を共有して今後の大会に挑む考えだ。
スペインで生まれ育ち、U-16スペイン代表の経験もある高橋。バルセロナの下部組織で技術を学び、今年7月にJ1のC大阪へ加入。日本の生活には「まだまだ慣れていない。(日本語も)慣れてきたけど、スペイン語と英語の方が得意」と笑った。
4年後のロス五輪では、バルセロナでともにプレーした仲間もいるであろうスペイン代表と対戦したい思いも持つが「その前にW杯。まず、そこに向かって考えているので、それから後のことは(考えるのは)早い」と目の前の大会に集中していく思いを語った。
日本は25日にアジア杯予選初戦のU-19トルクメニスタン代表戦を皮切りに、U-19ミャンマー代表、U-19キルギス代表と対戦。各組1位と2位の成績上位5チームが来年1月から中国で開催の本大会へ進む。さらにアジア杯でベスト4に進出すれば、来年5月のU-20W杯への出場権を得る。