三浦知良 4試合ぶり出場、シュートも得点ならず 「ゴールを求められるのは幸せ」 58歳の来季も鈴鹿で

 「JFL、鈴鹿1-1岡崎」(24日、AGF鈴鹿陸上競技場)

 最終節を迎え、鈴鹿FW三浦知良(57)は後半27分から終了までプレーし、自ら持つJFL最年長出場記録を57歳272日に更新した。

 ケガにより3試合ベンチ外で、先発だった10月26日の仙台戦以来、4試合ぶりの出場。1点を追い付かれた後半27分にピッチに入ると、追加タイム、味方のクロスに右足で鋭いシュートを放ったが、惜しくも枠を外れた。さらにFKも蹴ったが壁に阻まれた。2022年11月12日・FC大阪戦で、JFL最年長55歳259日以来の得点はかなわなかったが、十分にスタジアムを盛り上げた。

 試合後は「ケガの前よりコンディションはよくないが、20分出られたのはよかった」と振り返った。それでも納得のいくプレーは少なかった模様で、惜しいシュートもFKも「僕の今の実力ではあんなものでしょう」と首を振った。

 Jリーグ昇格を目指すクラブとは、プロ40年目を迎える来季も契約が続いている。「練習や試合に向けていかに準備ができるか、エネルギーを出し続けられるか。少しでもいいプレーができるように成長したい。このオフの過ごし方でしょうね」と意欲を口にした。57歳のストライカーは「皆さんがゴールを期待してくれることなので、求められるのは幸せ。ただサッカーはいろんな要素があり、ゴールを挙げればいいというわけではない。FWもいろんなことを求められる。勝つことが一番大事。その中でゴールも大事」と持論を語った。

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