J2降格の札幌・ペトロビッチ監督 監督業からの引退示唆「95%キャリアを終える」教え子、広島・青山敏弘の引退試合に感慨「宿命感じる」

 前半、指示を出す札幌のペトロビッチ監督。試合後に今季限りの退任を表明した
 広島に敗れ肩を落とす札幌イレブン
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 「明治安田J1、広島5-1札幌」(1日、エディオンピースウイング広島)

 広島がホーム最終戦でリーグ4試合ぶりの勝利を飾り、勝ち点を68に伸ばして2位をキープ。最終節での逆転優勝の可能性を残した。同69でリーグ連覇を狙う首位神戸と勝ち点差1で12月8日の最終節を迎えることになった。前日にJ2降格が決定していた札幌は完敗に終わった。

 札幌のペトロビッチ監督は「降格が決まった中で今日の試合を迎えたが、なかなか難しいゲームになってしまった」と振り返った。広島、浦和、札幌と渡り歩いた名将。今季限りで札幌の監督を退任することを明言した上で「95パーセント、私も監督としてキャリアを終えるかもしれない。5パーセントはまだ分からない。来季札幌を率いないというのはもう確定しています」と監督としてのキャリアを終えることを示唆した。

 この日、広島時代に指導した青山敏弘が引退セレモニーを行ったことへの感慨を明かし「18年半の間にともに戦ってきた選手たちも柏木も槙野も引退しましたし、青山も。サッカーは面白いもので、色んな場面で面白い巡り合わせがある。私の日本でのキャリアがスタートしたと同時に青山選手がJ1でデビューした。18年半後に青山選手が引退する最後のホームゲームに私は相手クラブの監督として対戦する。非常に宿命めいたものを感じた」と、語った。

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