Ｊ１町田は３月３１日、次節のＧ大阪戦（２日・パナスタ）に向けて、町田市内で非公開練習を行った。前節の福岡戦で痛恨のオウンゴールを献上した日本代表ＧＫ谷晃生は、引きずらず平常心で臨む姿勢を強調した。

　前節で谷は１－１の後半２０分、味方のバックパスを空振り。蹴る直前にボールがイレギュラーした不運があり、無人のゴールに吸い込まれた。試合中、悔しさに顔をゆがめていた谷だったが「振り返っても仕方ない。次にどういうふうにパフォーマンスするかが大事」と今は前を向いている。アカデミー時代から長い時間を過ごした古巣戦を前にも「勝つだけですね」と特別、意識はしない。

　現在チームは首位と勝ち点３差の２位。相手の１１位Ｇ大阪とも３差と混戦なだけに、黒田剛監督は「今ここが正念場。上にしがみついていきたい」と上位キープへ力を込めた。