町田・藤田社長が訴訟を表明 黒田監督のパワハラ報道の経緯詳細を報告「いかにこの記事がひどいものであるか、分かっていただける」
J1のFC町田ゼルビアの藤田晋社長が6日、ウェブサイト「Note」を更新。一部週刊誌による黒田剛監督のパワハラを巡った報道について、質問状など経緯の詳細を報告し「読んでいただければ、いかにこの記事がひどいものであるか、分かっていただけると思います」と訴えた。
サイトでは、最初に週刊誌の編集部より質問状が届いた、3月17日から今日までの3週間の詳細を記載。質問状とそれに対する藤田社長の返答、クラブハウスでの取材のやり取りなどを公開した。
3月31日に3度目となる質問状が届いた後、町田側は明確に否定の姿勢を示した上で、独自の調査を行っていることを伝えた。藤田社長は「その結果を待ってほしかったのですが、4月6日(日)、本日、この記事が出ました」と説明。そして思いをつづった。
「非常に残念です。並行して訴訟も行いますが、訴訟には長い時間がかかり、たとえ勝ったとしてもその時にはもう手遅れです。この記事がきっかけで炎上し、ネットリンチに遭い、パワハラ監督のレッテルを貼られ、デジタルタトゥーが残れば、黒田監督の今後のキャリアを終わらせるだけの力があります」
「いつも1人で批判の矢面に立ちながら、FC町田ゼルビアを快進撃に導いてきた監督がそんな目に遭うのを、いくらなんでも指を咥えてみているわけにはいきません。なんとしても阻止するために、私も覚悟を決めてこの記事を書いています」
クラブとは利害関係のない特別調査委員会による調査報告書も公開された。「調査委員会の報告書の内容は非常に赤裸々ではありますが、それを読んでいただければ、いかにこの記事が酷いものであるか、わかってもらえると思います」と結んだ。