FC東京のMF北原慎が堂々のリーグカップ戦史上最年少先発出場 15歳9カ月9日 延長後半8分まで計110分以上プレー
「ルヴァン杯・2回戦、大宮1-3FC東京」(16日、NACK5スタジアム大宮)
MF北原槙(まき、15)が先発出場を果たし、延長後半8分まで、計110分以上プレーした。リーグカップ戦の史上最年少先発出場記録を15歳9カ月9日に更新した。
左シャドーでプレーし、前半から積極的な攻撃参加や献身的な守備を見せた。0-0の前半22分には、ゴール前中央でパスを受けると左足を一閃(いっせん)。シュートは惜しくも枠の右に外れたが、会場を大きく沸かせた。1-1の後半44分には、ペナルティーエリア左付近でシュートを放つもミート仕切れず。力のないボールはキーパーにキャッチされた。
1-1の同点で延長に突入しても、松橋監督は北原を交代せず。徐々に疲労の色も見えるようになったが、DF土肥と交代した延長後半8分まで走り抜いた。ピッチを後にする際には、アウェーのFC東京サポーターから拍手で送られ、堂々の先発デビューとなった。 北原は3月1日の鹿島戦で後半38分から出場し、J1最年少となる15歳7カ月22日でデビュー。2004年に15歳10カ月6日で初出場した東京Vの森本貴幸の記録を約21年ぶりに塗り替えた。同20日にはルヴァン杯1回戦で後半20分から出場し、15歳8カ月13日で同杯最年少出場記録を更新していた。
◇北原 槙(きたはら・まき)2009年7月7日、東京都杉並区出身。22年にJACPA東京FCからFC東京U-15むさしに加入。昨季はFC東京U-18が参戦する大会「プレミアリーグ」に飛び級で出場した。25年2月14日にトップチームの公式戦に出場できる2種登録選手に。同26日の名古屋戦で初めてベンチ入りし、3月1日の鹿島戦でJ1最年少デビューを果たした。ポジションはMF。174センチ、66キロ。




