三浦知良 59歳来季も現役明言 今季8戦無得点「常に前を向いてはい上がっていく」鈴鹿は地域リーグ降格

 「JFL・地域リーグ入れ替え戦、鈴鹿0-1市原」(30日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)

 元日本代表FW三浦知良(58)が所属するJFLのアトレチコ鈴鹿は、全国地域チャンピオンズリーグ2位のVONDS市原に0-1で敗れ、地域リーグへの降格が決まった。試合は90分で決着がつかず、延長前半8分に市原のFW加藤勇治ベサーナ(29)が決勝点を決めた。カズは延長後半6分から出場したが、反撃できなかった。試合後は鈴鹿でのプレーも視野に、来季の現役続行を明言した。

 1点を追う延長後半6分、投入された背番号11。鈴鹿の山本富士雄監督は「得点を取って追いつきたいという思いでカズを入れた」と最後の望みを託したが、ゴールは遠かった。19年以来7シーズンをJFLで戦ってきた鈴鹿の地域リーグ降格が決まった。

 1589人の観客に深々と頭を下げたカズは、チームスーツに着替えて取材に応じた。「何とか残留を成し遂げたかったけど、残念ながらかなわなかった」と無念さを口にすると、「大事なことは、どんなことがあっても諦めずに常に前を向いてはい上がっていくこと」とカズらしく話した。

 プロ40年目の今季は負傷で出遅れ、この日を含めて出場8試合で無得点。「けがが多い一年だったと感じているし、去年の暮れの自主トレから1月のキャンプも含めて反省する点は多かった。また12月から自主トレを予定してます」と来季の現役続行を明言した。

 鈴鹿でのプレーについても「それも視野に入れながら。僕が決められることでもないんで、まずオファーを頂けるかどうかという問題だと思います」と考えを示した。来年2月26日には59歳の誕生日を迎えるキングカズは来季もピッチに立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス