今季限りの神戸・吉田監督 退任の決め手「条件も考えの違い、方針の違いもあった」【一問一答】
「明治安田J1、神戸0-0FC東京」(30日、ノエビアスタジアム神戸)
J1神戸の吉田孝行監督(48)が30日のFC東京戦(ノエスタ)後、ホーム最終戦セレモニーで退任を発表した。あいさつでファン、サポーターの前に立つと「今季限りで退任することにしました」と涙で声を詰まらせながら発表。2022年途中から神戸で3度目の監督に就任し、23、24年リーグ連覇。24年は天皇杯も優勝した。今季は天皇杯準優勝。来年からは他クラブで指揮を執ると明かした。J1清水入りの可能性が浮上している。以下、吉田監督との一問一答。
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-退任を決めた時期と決め手は。
「ずっと神戸でやりたいと思っていた。オファーも出すと夏くらいから言われていて、11月に入っても言われて、その中で最終的にいただけなかった。条件も考えの違い、方針の違いもあった。ただ、クラブはいろいろやり方があると思うので、感謝している」
-3度目の指揮でクラブに残せたものは。
「自分一人で作ったというより、本当に選手たち、スタッフがついてきてくれて、みんなでいいものを作り上げた3年半ではありました」
-選手には試合後、どう伝えた。
「セレモニーでサポーターの皆さんに言いたかったが、まず一緒に戦ったスタッフ、選手に言いたかった。今日こういう話をすると伝えた。もう、その時は泣いていた」
-あいさつは決別するような感じにも。
「進むべき道は自分は違うクラブになるが、先のことは何とも言えない。全然、決別とかもない」
-今日、三木谷会長と話したことは。
「セレモニーの前に少し2人で話したが、感謝の言葉も伝えていただいて、こちらこそ感謝という気持ちでいっぱい」





