なでしこJ、ニールセン監督 就任1年目を総括 選手とのコミュニケーションで苦悩明かす「徐々に難しい面も見えてきた」→11月以降、改善の理由とは

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のニルス・ニールセン監督(54)が4日、千葉市内で取材に応じ、就任1年目を総括した。

 2月のシービリーブスカップで優勝と最高のスタートを切るも、以降は苦戦。11月のカナダとの2連戦まで1勝4分4敗で、国内組中心で臨んだE-1選手権を除くと、勝利から遠ざかる時期が続いた。「最初は良いスタートを切れた。ただ、中盤にかけて徐々に難しい面というのも見えてきた。コミュニケーションだったり、通訳を介した会話だったり」と、なでしこジャパン初の外国人監督としての苦悩を明かした。

 その上で、11月の年内最後の活動からさまざまな変化を施したという。その一つがミーティング方法の変化。事前に日本人のコーチングスタッフに監督自身の考えを伝え、日本人コーチから選手に説明するように変更した。時間が短縮され、意思疎通もより明確となり、選手からも積極的に意見が出るように。その後のカナダ2連戦では連勝と結果も上向き「非常に価値のある変化だった」とうなずいた。

 来年3月には、2027年女子W杯のアジア予選を兼ねる女子アジア・カップ(オーストラリア)を控える。「一番調子が良い選手を基本的には選ぼうと考えています。もし、けが人や調子を考えてなくていいと言われたら、今すぐ26人を選ぶことはできる」と話した。

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