J1昇格逃した徳島 涙の負傷交代・渡大生は松葉づえ姿で登場 会社・クラブに私見「もっと本気にならないといけない」

 「明治安田J1昇格プレーオフ・決勝、千葉1-0徳島」(13日、フクダ電子アリーナ)

 3度目のJ1昇格を狙った徳島は千葉に敗れ、4年ぶりの復帰はならなかった。後半5分に接触プレーで左足首を痛め、涙を浮かべながら負傷交代したゲーム主将のMF渡大生(32)は「こんな形で(ピッチを)離れるのは本望じゃなかった。今日は責任感のある場所でしたし、悔しさが大きかった」と振り返った。

 渡は取材エリアに松葉づえ姿で登場。あと1勝でJ1昇格を逃し「結果が出ていないので、責任を感じています」と神妙な表情で話した。負傷交代後も、必死に味方を鼓舞し続けたが最後まで得点を奪えず。試合終了の笛をベンチから聞き届けた。

 応援している際は、さまざまな思いがあったという。「ここ2、3年で徳島にとっていろいろネガティブなことがあった。そういった思いもあった中で今日決勝に立てたことは幸せなこと。もっと幸せになるために今日勝たないといけなかった。それは会社として、クラブとして、チームとして何か足りなかったというのは自負しないとけない。本気で突き詰めないといけないと思っている。なかなか言いづらいこともありますけど、もっと本気にならないといけない」と熱っぽく提言した。

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