28日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続落した。終値は前日比679円64銭安の3万7120円33銭。下げ幅は一時900円を超えた。トランプ米政権による輸入車への追加関税で業績が悪化すると懸念された自動車株に売り注文が膨らんだ。
トヨタ自動車、ホンダは前日比5%安、日産自動車、マツダ、スバルは4%安で取引を終えた。自動車の生産や米国への輸出が減少すれば悪影響が波及するとの思惑から、鉄鋼株や海運株の下落も目立った。
前日が3月期決算企業の配当を得られる最終日だったため、配当を受け取る権利を確保した投資家からの売り注文も膨らんだ。