東大と三菱商事は28日、東大生の起業を支援する新たな取り組みを始めると発表した。三菱商事による6億円の寄付金を基に、優れた技術を発掘し、実社会で活用できるところまで一貫して関わることで東大発の会社立ち上げを加速させる。
東大では2023年度末までに、大学発のスタートアップ(新興企業)として最も多い577社が起業した。毎年30~40社程度が立ち上がっており、今後10年で年間起業数を10倍に増やす目標を掲げる。ただ創業の事例は増えているものの、社会実装できないまま埋もれる技術も多い。有識者らで構成する支援チームがこうした大学内の技術を掘り起こし、事業化できるようにする。