米2月物価2・5%上昇 伸び率横ばい
【ワシントン共同】米商務省が28日発表した2月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2・5%上昇した。伸び率は横ばいで、金融市場の事前予想並みだった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は2・8%上昇し、2カ月ぶりに伸びが拡大した。
トランプ米大統領は国内のインフレは抑制できていると主張し、米連邦準備制度理事会(FRB)に政策金利の引き下げを求めている。一方、パウエルFRB議長は政権の関税強化や不法移民の強制送還といった政策の物価への影響を見極めるため、当面は金利を据え置く構えだ。